親亡き後の生活

【特定障害者特別給付とは?】グループホームの家賃補助にも使える!

 

特定障害者特別給付という制度があり、低所得者は利用することができます

グループホームの家賃などにも充てることができるので、利用してみましょう!

今回は、特定障害者特別給付について解説していきます!

特定障害者特別給付とは?

特定障害者特別給付とは・・・指定障害者施設を利用する支給決定を受けた低所得者の食費や居住にかかる費用のうち、光熱費の一部が有効期間内に支給される制度です。

指定障害者施設とは、運営基準を満たし、都道府県知事から指定を受けている障害福祉サービスの提供施設のことです。

障害福祉サービスを提供する施設には、ショートステイやグループホームなどがあります。

施設での生活費は自己負担となるため、保険が適用されても低所得者は負担が大きく感じる場合があります

その負担を少しでもなくし、障害者の自立を支援するために特定障害者特別給付制度があります

 

特定障害者特別給付には2種類ある

特定障害者特別給付は、自立支援給付にあたり特定障害者給付費特例特定障害者特別給付費の2種類に分けられます。

2つの給付にはどんな違いや給付の種類やサービスの種類について解説していきます。

自立支援給付は・・・障害がある人へ利用するサービス費用の一部を個別で支給するものです。

障害に関する医療や福祉サービス、福祉用具・補填具などの費用が支給されます。基本的に厚生労働省が運用ルールを定めています。

自立支援給付は障害者自立支援法に基づいて市町村より費用が支払われます。さらに、都道府県は市町村が支給する費用のうち1/4を負担。さらに、国にも負担の責任があるため、1/2を負担することが決められています。

自立支援給付は特定障害者給付費特例特定障害者特別給付費の2つに分かれます。

特定障害者給付費

特定障害者給付費とは・・・指定障害者施設における食費や、住居にかかった費用の内の光熱水費の一部を支給するものです。

指定障害者施設とは、運営基準を満たしているかつ都道府県知事の指定を受けた障害福祉サービスを提供する施設のことをいいます。

特例特定障害者特別給付費

特例特定障害者特別給付費とは・・・基準該当施設か共同生活での生活で発生する食費・光熱水費の一部が支給されます。

基準該当施設とは、人員の配置基準や設備、運営基準の指定要件の一部をクリアした施設のことです。

マナ
マナ
どちらも支給の範囲が当該施設の利用における食費や光熱水費の一部が支給されるサービスとなっています。

 

利用条件

特別障害者特別給付は、障害者であれば誰でも支給されるわけではありません

対象者

年齢に関係なく、生活保護受給世帯市町村民税非課税世帯の障がいのある方が補助の対象です。

障害者手帳や、障害年金の等級によって補助金が左右されることはありません。

障害者自立支援法に基づき、法令で定められた障害福祉サービスを利用する中で支給決定を受ける低所得者が1つの条件です

また、特例特定障害者特別給付費では、指定障害者支援施設基準該当施設を利用する特定障害者(障害者と重度の障害を持つ特別障害者のうち、精神に障害がある人)で、必要と認められた場合に支給されます

 

必要があると判断される基準は2つあります

1.支給決定を申請した日から支給決定の効力が生じた日の前日までに、緊急な理由で指定障害福祉サービスを受けた時です。

2.特定障害者が基準該当障害福祉サービスを受けた時になります。また、支給に必要な事項は厚生労働省令によって定められることになります。

 

申し込み方法

特定障害者特別給付を受けるためには、市町村に申請して支給決定を受けなければなりません

利用される方やご家族が市区町村の窓口で、必要な書類に記入し、証明書を用意して申し込みを行います。

申請を行うと審査会で審査と判定が行われ、支給が決定されます。

支給方法

利用されるグループホームなどが代理で受け取る形になります。

利用される個人には直接支給はされません

注意点

年1回負担上限月額の見直しと一緒に、補助金の対象者か否かの確認が市区町村によって行われますので、一度決定されたからといって毎年補助金の対象になるかはわかりません

マナ
マナ
更新は1年ごとになります

グループホームなどに利用する際は、家賃の改定があったなど申請内容に対して変更が起こった場合は、再度申請が必要になります

 

市町村民税非課税世帯または生活保護受給世帯など一定の所得以下の方を対象に、自治体による独自のグループホーム家賃助成制度がある場合もあります

国による家賃補助と併用できるので、利用できる地域の方は使ってみるといいでしょう。

マナ
マナ
給付決定を受けたい方は、市町村の障害者福祉の窓口に相談し、詳細を聞いてみましょう!

 

グループホームの利用時などにも活用!

障害者総合支援法が定める障害福祉サービスで、特定障害者特別給付の対象となっています。

グループホームで特定障害者特別給付を家賃に充てることができます!

つまり、光熱水費や日用品費など家賃以外の費用は対象外となるので注意してください

マナ
マナ
グループホームに関する特定障害者特別給付では、年齢制限は特になく、市町村民税が非課税の低所得世帯、または生活保護を受ける世帯の障害者が支給対象です。

最後に

障害の種別に関係なく、市町村から支給決定を受けることで給付を受け取ることが可能です!

制度を利用できる場合は、利用をお勧めします!

特定障害者特別給付の支給は市町村が行っているので、詳しい詳細は自治体に問い合わせてみましょう!