障害者の暮らす場所として、グループホームがあります。
最近では、アパートタイプのグループホームも注目されています。
一戸建てのグループホームに比べ、プライベート空間がとれます!
今回は、アパートタイプのグループホームの魅力について解説していきます!
そもそもグループホームとは?
障害者グループホーム(共同生活援助)とは・・・障がいのある方に対して、主として夜間において、共同生活をします。相談や、その他の日常生活上の援助を行います。
グループホームには戸建て型とアパート型がある
戸建て型
戸建て型グループホームは、利用者が戸建て住宅に住みながらサービスを受ける障害者グループホームです。
プライベート空間がある部屋での一人暮らしというよりは、共同生活、シェアハウスのような感覚に近いでしょう。
リビングやキッチン、風呂、トイレなど共同になっており、他の入居者と一緒に生活する時間が長くなります。日常のほとんどを誰かと過ごすことになります。
プライベート空間が少ないのはデメリットですが、他人の目が届きやすく、比較的障害の度合いが重い方が多く入居しています。
アパート型
アパート型グループホームとは、利用者がアパートの各部屋に住みながらサービスを受ける障害者グループホームです。
シェアハウスというよりは、交流室があるマンションのような感覚に近いかもしれません。
入居者の個室がしっかりと確保されているため、プライベート空間が重視されています。
基本的な日常生活を自分一人で出来る障害の度合いが軽い方が多く入居しています。
自立して単身生活に移るための準備や練習、あるいは就労支援を受けて活動する場合も少なくありません。
どうしてもできない日常作業のみ世話人や支援員に手を借り、自分らしく過ごしていくことができます!
アパート型は、プライベート空間が確保されているのが特徴です!ある程度自立した生活が送れる方に向いています!
アパート型の生活サイクル
基本的にはアパート型グループホームでは自立して日常生活をおくることが中心となります。
食事の提供や入浴などのサポートを受けることはありますが、それ以外はたいてい自分で好きなように行動したり、レクリエーションに参加したりすることとなります。
障害グループホームでは、金銭管理、健康管理などを行ってもらえます。
障がいを持った方の中には金銭管理ができないという方もいます。必要以上に使ってしまったり、不要な物を大量に買ってしまうということがあります。
そのため、こうしたグループホームで入居者は、金銭管理も行っている場合がほとんどです。その時の買い物に必要な分だけお金を渡し、必要以上に買い物をすることを防いだりする効果があります。
また、病院に通っている場合はスタッフが通院に同行してくれたり、生活をしていく上での相談に対応してくれることもあります。
そしてアパート型グループホームに入居している人の特徴として、働いている方が多く、出勤時間になれば仕事に出かけます。
このようにアパート型グループホームで生活をしている人は、かなり自立した生活をしています!
アパート型のメリット
- 利用者さん本人主体の生活スケジュールを組むことができる
- 利用者さんの食事の調達(調理、買い物)、洗濯、掃除などの家事の自立を促しやすい
- 利用者さんのプライバシーが高度に守られる
- 利用者さんの自由度が高い(外出、外泊)
- 利用者さん同士のトラブルが生じにくい
アパート型のデメリット
- 利用者さんのスケジュールが乱れるリスクがある
- 利用者さんの家事が疎かになるリスクがある
- 利用者さんの安否の確認がとりづらい場合がある
- 利用者さんの生活行動の把握が難しい場合がある
- 利用者さん同士の交流が希薄になりやすい
最後に
障害者グループホームにも種類があます。
プライベート空間を重視したい方や、自立のための練習して利用してみるのもいいでしょう!